弘前愛成会病院
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口腔ケアチーム

『口腔ケアチーム』の活動を紹介します

精神科の入院患者様は虫歯や歯周病を抱えている方も多く、歯を失う前に早期のアプローチを行うため「口腔ケアチーム」が結成されました。

平成30年度から精神科急性期病棟で高齢者を対象にして始まった口腔ケアチームの活動は、現在では対象を全病棟に広げ、スタッフや患者の教育、口腔内の状態を見て回るラウンドに力を入れています。

当院独自のOCP(Oral care Profession)制度

「OCP」とは、当院独自の認定講習を修了した口腔ケアの指導者のことを指します。口腔ケアに関する専門的な知識・技術を持ち、病棟スタッフの相談を受けながら指導を行っています。

勉強会や病棟ラウンドを通し、適切な知識・技術の普及、広報活動なども行っています。

※認定講習を修了したスタッフには「OCPマーク」を社員証に付けています。(OCPマークは独自で作成したものです)

OCPマーク
OCPマーク

病棟での勉強会

入院患者様を対象に勉強会をしている様子です。患者様自身にも歯の大切さを知ってもらい、セルフケアの向上に繋げていきたいと思います。

口腔ケアのデモンストレーション
病棟での口腔ケア勉強会
セルフケアの練習風景

口腔ケアチームの立ち上げのきっかけ

当院では、「口腔ケアチーム」を立ち上げ、全病棟の入院患者様を対象に活動しています。チームリーダーは「日本口腔ケア学会認定資格4級・口腔ケアアンバサダー」の資格を持つ、看護師の佐々木 華加(ささき はるか)さんです。口腔ケアに対する熱意は誰にも負けません。

私が急性期病棟に配属されたとき、入院する高齢の患者様の口腔内トラブルの多さに疑問を持ったのがきっかけで、口腔ケアの達人の佐々木さんに相談するようになりました。高齢の患者様は歯のぐらつき、肥厚した舌苔、歯槽膿漏による出血、誤嚥性肺炎など、介護度が高い人ほど口腔内に関するトラブルは付き物でした。

そこで、栄養士の石岡課長や佐々木さんに相談し、急性期病棟の入院時アセスメントとして高齢患者様全員の口腔内評価を行うことになりました。評価ツールの検討や口腔ケア用品の見直しを行うとともにスタッフへ周知し、評価忘れがないようクリニカルパスにも取り入れ、スタッフ全員が「口腔内に関心を持つこと」という取り組みに力を入れました。

以降、他の病棟から「病棟にきて教えて欲しい」という依頼も聞かれるようになり、急性期病棟のスタッフが他病棟へラウンドする活動が少しずつ増えていきました。「きちんと指導できる知識と技術をもったチームを作り、院内で堂々と活動できるようにしたい」と思ったことが、チーム立ち上げのきっかけです。

まずは、佐々木さんの講義を受け、その確認テストに合格した人だけが「OCPマーク」を社員証に貼り付けることができます。そして口腔ケアチームの一員として、病棟ラウンドや勉強会の開催、指導など、配属病棟以外での活動ができるようにしました。2020年の初代チームは栄養士も含めて7人だったものが、講習を修了した6名を合わせ計13人のチームになりました。

普段の多忙な看護業務の傍ら、チーム活動を行うことは大変ですが、チーム員の指導により患者自身が自分の口腔内に関心を持てるようになり、看護職員一人ひとりの知識・技術の向上に繋がることを目指して頑張っていきたいと思います。

看護部長 中村 礼子

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